連日、私は、電気屋・杉山のことでブログに書いている。そのことで頭がいっぱいになっているとき、5月5日に萩原津年武さんのYoutubeでの「ウルトラクイズ裏話」で第13回大会のボルチモアの戦いで雄姿を見せた田川憲治さんの話題に触れた。不慮の事故で急死した田川さん。だが、萩原さんが田川さんの略歴とクイズに挑戦した経緯を話した。その話を聞くうちに、私は、第5回の準決勝での余裕で抜けた電気屋・杉山と踏みつけられながらも何度も這い上がった真木法男より実は、第13回のボルチモアの準決勝は、長戸・永田・秋利・田川の激突に多くの人が共感を呼んだことかと思った。そうしてうちに第5回の準決勝での電気屋・杉山より白熱の第13回準決勝と思えてならなかった。
田川先輩
萩原さんは、Youtubeでは、敗者の方をイニシャルで言っていた。が、しかし、第13回大会は、4月24日の公開から3日後、田川さんの奥さんからコメントがあった。今まで個人の紹介がなかったが、今回は、珍しく個人の名前を語った。田川さんが第13回大会で大いに活躍していたことに多くの人が共感を呼んだ。私もそのひとりである。
私は田川先輩をネットを通じて、知ったが、その第13回大会での田川先輩は、まじめ過ぎた好青年という印象があった。冷静沈着に真剣に答える田川さんという印象があった。「まじめな方」という印象が残った。そう考えると、私が気になる電気屋・杉山に気にする自分が小さく感じて、小さく考えたらいけないと思った。小さいことに小さく考えていたら大きくなれないことを実感した。
田川先輩の奥さん
不慮の事故で2度と意識戻ることなくこの世を去った田川さん。奥さんにとってつらかったことであり、愛すべき人を失った悲しみはとても大きかった。だから、奥さんからのメッセージ(のコメント)を読んだとき、言葉で言い表せない思いがあった。
阿部実さん
そのYoutubeを見て、つい浮かんだのが40代で早世した阿部実さんのことだ。
私は、第8回大会と第12回大会をYoutubeで見たが、阿部実さんがウルトラクイズを通じて、常に自分との戦いを大いに発揮された方だと思った。負けず嫌いで何事も(クイズで)負けることを恐れてきた阿部さん。負けたときは、自分であっさり認めて、「負けは負け」と認めたうえで次につなげた。阿部さんには「勝つのも大事。負けることも大事」と両方大事ということを伝えたかったように気がした。小柄で高い声の阿部さんの器の大きさを感じた。
阿部さんの両方の美学を得た私。阿部さんのすごさを実感した。それと阿部さんにはプライドが高い方だと思った。だから、人一倍の頑張り根性が強かったように思う。
こうして書くと
「電気屋・杉山」のことで気にする私は、そのことばかりとらわれたいけないことを思った。ウルトラクイズには、何千人から何万人の人が難関を潜り抜けて、アメリカ上陸を果たした。その方々のいいところも見ないといけないと思った。
「電気屋・杉山」にこだわる自分が小さく感じた。「電気屋・杉山」は、ビバリーヒルズにとうとう家を持てなかった本当に「悲運の実力者」だ。そして、今度も小室先輩が第14回以降の予選会に出たかも不明ということを気が付かされた。
小室先輩がウルトラクイズ予選会16回出場もメッキのように剥がれた。